子供の頃を思い返す

愛しの座敷童  
著者 萩原浩


今でも そうなんだろうが、日本には
神道という考え方があり、全てのものに
神様がやどられる。

子供の頃は、トイレの神様 火の神様
水神様や山の神様がおられ
また祖父の家の裏には、氏神様が
おられました。また土地柄 お墓も短にあり、神様やご先祖様や両親や祖父祖母
みんなに、見守られながら育った記憶がある。

お盆になれば、川で遊んではいけなかった。遊べば、河童に足を引っ張られ
溺れると みな信じていたし、迎え火や
送り火など、見ると 特別な感じが
したものだ。

また、昔のトイレは ぼっとん便所で
夜中に、用をたす時は便器の下から
白い手が、出てきそうで怖いものでした。友達の所などは、外に便所があり
夜中に、便所に行く時など 恐ろしくて
ギリギリまで、我慢すると話していたが
みなで、深く納得するものだった。

この本は、田舎で暮らしていた
幼い頃の自分を思い出し、またその頃の
食べ物の感謝の気持ちや、その習慣の意味する所を考えてしまう。
あの頃の自分は、とても良い環境で
育ててもらったんだろうなと、考えさせられた一冊でした。
良かったら、読書の秋に読む本の一冊に
加えてみませんか。